悲しいことに、今シーズンもフェラーリの優勝は無理そうです。
フェラーリが直近で優勝しているのは、もう10年以上も前。
フェラーリ会長のジョン・エルカーンは、コンスタントに勝利を争えるようになるのは、
新レギュレーションが導入される2022年シーズンと言っています。
でも、これ、毎年、言ってないですか?
毎年、グランプリの途中で「今年のレースは諦めて来年にむけてマシンを作る」とか言うのに、
仕上がった年がありません。
2022年って2年後ですよ?
私はフェラーリのファンではありませんが、
やはり、F1が盛り上がるためにはフェラーリの台頭なくしてはあり得ないんじゃないかと思うんです。
フェラーリが勝てない謎
少し、過去に遡ってみたいと思います。
フェラーリが勝ったのは、
- 2007年のドライバーズチャンピオンシップ(キミ・ライコネン)
- 2008年のコンストラクターズチャンピオンシップ
これらの年以降、フェラーリはタイトルを獲得していません。
正直、2007年と2008年のシリーズはF1史の中でも個人的に好きな年です。
どちらも最終戦の最終週まで目が離せない展開で、
本当に誰がチャンピオンをとるんだ?とワクワクしたシリーズでした。
しかし、2009年以降、フェラーリは姿を消します。
今はメルセデス時代になっていますが、フェラーリがチャンピオンシップに絡む気配すらありません。
ドライバーはタイトル経験者なのに勝てない
もちろん、F1で勝つにはドライバーの腕よりも、マシンの性能が重要です。
ただ、マシンのセッティングはドライバーの能力で、運転技術もふまえれば、
タイトルをとった経験のあるドライバーがいてマイナスということはありません。
そして、フェラーリに在席するエースドライバーはみな、タイトルを保持した実力者なわけです。
フェラーリでタイトルをとるというのがドライバーの夢であることはよく語られていますから。
キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル
この3名のドライバーをもってしてもタイトルをとれていない、
そして、このドライバーたちも今年で全員がフェラーリを去ることになります。
ん~なんだか寂しいものです。
混戦になったほうがF1は面白い
フェラーリが勝つと、必ずフェラーリのアンチが生まれます。
すると、打倒フェラーリを掲げて、他のチームが伸びます。
ミハエル・シューマッハを以てして一強時代を築いたフェラーリを倒した、ルノーのフェルナンド・アロンソのときのように。
結果としてミハエル・シューマッハは引退、
これがF1の世代交代って感じでした。
そういった相乗効果がF1をより発展させると思うんです。
最近は、シーズンは始まった数戦で序列ができてしまい、
あ~今年もメルセデスね、って感じで中継を見てしまいます。
やっぱり、個人的には最後までどうなるか分からないレースを見たいんですよね。。。