F1シンガポールGPの見どころと楽しみ方をお伝えします。
F1は事前に少しの知識を入れておくだけで、楽しみ方が全然違ってきますからね。
F1シンガポールGPの開催場所
「マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット」は、シンガポールの南端に位置し、シンガポールの首都中心部の湾岸地区に特設されます。
マーライオンが水を噴射しているところの近くです。
マリーナベイ・サンズと聞けば”あの船が上に乗っている高そうなホテルね”と誰しも記憶になるのではないでしょうか。(私だけ?)
カジノもありますし、要は、観光地のど真ん中にあるということで、日本人も行きやすく便利な立地です。
コースは「マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット」
市街地で行われるレースであり、公道を封鎖してレースを開催するため、普段は乗用車が走っています。
つまり、私たちでも、シンガポールに旅行にいってレンタカーを借りて走ることができるんです!
これは、世界三大レースの一つとされる「モナコGP」の「モンテカルロ市街地」と同じ構造です。
参照元:スポーツナビF1サーキット一覧
・全長 約5㎞
・周回数 61周
・反時計回り
シンガポールの気候は、湿度と気温が高く、一年を通して平均最高気温は30℃を超えます。夜であれば多少気温は下がりますが、それでも暑い。赤道直下の国をなめてはいけません。
レース用に造られたコースではないので、コース自体は広くなく、オーバーテイクができる場所は限られます。また、ランオフエリアが少ないため、少しでもミスをすればコンクリートの壁に激突しクラッシュしてしまいます。
そのため、セーフティカーは風物詩のような存在になっており、2時間のレース制限にかかることも当たり前です。
暑さだけでなく、ミスをすれば即リタイアというプレッシャーも含め、ドライバーにとっては1年で最も体力的に厳しいコースと言われています。
市街地のナイトレース
シンガポールGPの特徴は、何といっても「ナイトレース」です。
実は、照明を利用したナイトレースを行ったのはこのシンガポールGPが初めて。2008年から現在まで継続しています。
掲載元:formula1-data
幻想的ですよね。コースを照らす明かりは、1600基以上。サッカースタジアムの約4倍といわれる照度があるそうです。
なぜ、ナイトレースになったかというと、F1はヨーロッパのスポーツだからです。
つまり、F1人気の中心であるヨーロッパに住んでいる人が日中にテレビでF1観戦ができるようにしなければ、経営的に成り立たないのです。
ヨーロッパとシンガポールとの時差は7~8時間ですから、レース開始時間をシンガポールの現地時間で20時にすれば、ヨーロッパの午後1時~2時になるわけです。ヨーロッパのファンがテレビ観戦しやすいですよね?
だからといってシンガポールのファンが寝ている時間かと言われればそうではありません。つまり、一石二鳥のGPになっているんです。