F1の日本GPは、毎年、三重県の鈴鹿サーキットで開催されています。しかし、難点は、とにかく行きづらいこと。
そのデメリットをクリアする簡単な方法がありました。そうです。開催場所を変更すればいいんです。
なんと、F1日本GPの開催場所が横浜になるかもしれません。
F1開催場所は神奈川県横浜市の「山下埠頭(やましたふとう)」
山下埠頭は、神奈川県横浜市の南東、山下公園地先に位置します。
・住所
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町
羽田空港から約20分という好立地。
最寄り駅は、横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅で、電車からすぐの立地は魅力的。
観光地で有名な横浜中華街や横浜マリンタワーのすぐ近くでもあり、赤レンガ倉庫からも徒歩圏内なので、”ついで”でもとても行きやすい場所です。
レーシングコースのレイアウト案
気になるレーシングコース案がこちら↓↓↓
・全長 約4㎞
・周回数 約75周
個人的には、ストレートが多く、マシンバトルの回数が多くなりそうで楽しそうなコースだと感じています。
速度差が大きくなるコースレイアウトであり、エンジンやタイヤに厳しく、ドライバーのマネジメント力も試されます。
レースの醍醐味(だいごみ)である、バトルや逆転が期待できると思います。
もし、F1日本グランプリが横浜で開催されたとすると、その売り上げだけでも「700億円」が見込まれています。
2008年からF1で初めてのナイトレースとして開催されているシンガポールGP「マリーナベイ・ストリート・サーキット」の売り上げが「450億円」ですから、魅力を感じないわけがありません。同じ市街地レースを開催しているシンガポールは世界でも物価の高い国ですからね。
何がすごいかと言うと、売り上げだけですからね。
経済効果でいえば、1000億円どころではありません。世界の鈴鹿から世界の横浜に変わる日も近いかもしれません。
開催はいつ?確率は高い?
F1日本GPを横浜で開催するためには、横浜市の許可が必要です。
許可が出てから会場を整備しなくてはいけませんが(コース自体もそうですが、観戦する席やテレビなどの設備も必要)、許可を得てから3年以内に開催できるようです。
そう遠い未来ではないような気がしますが、実は、山下埠頭の利用には別の思惑があります。
それは、「カジノ誘致」です。
カジノを含めIR実施法が成立され、今、カジノ誘致は注目の的になっています。
候補地として考えられているのが、現在9都市
- 北海道(苫小牧)
- 東京(お台場)
- 千葉(幕張新都心)
- 神奈川(横浜・山下ふ頭)
- 静岡(牧之原市)
- 大阪(夢洲)
- 和歌山(マリーナシティ)
- 長崎(佐世保市)
- 沖縄(海洋博公園・美ら海)
本当に日本でカジノができる日がくるのか分かりませんが、カジノの設営が完了するには10年ほどかかるとされています。
即効性で比べると、F1開催が圧倒的ですね。
また、横浜市が実施した意見募集によれば、94%がカジノに否定的であり、議会内に根強い反対の声があるようです。IR誘致策にカジノを選ぶことは、今の世論的にも相当厳しいのではないでしょうか。
であれば、山下埠頭でF1を開催し、F1を含めた観光地、ハーバーリゾート計画のほうが現実味があります。
元F1ドライバーの鈴木亜久里氏も、横浜F1計画には大賛成だそうで、「モータースポーツに関わる者として、僕はメチャクチャ応援しています」と発言されています。
カジノかF1か。はたまた、両方か(モナコGPの開催地では、カジノもF1も両方誘致しています)。
1987年から三重県の鈴鹿サーキットで開催されているF1日本グランプリですが、その開催をめぐって、実は横浜が誘致競争に負けていたことを知る人は少ないでしょう。
1985年に負けたリベンジとなるのでしょうか。
ちなみに、横浜市は、2011年6月に日本初となる公道F1デモ走行を実施しており、約1万1000人の観客が訪れています。
昨日の横浜市長選の結果てで、横浜F1 決定ですね。
横浜市民としては
カジノ反対!
F1大歓迎!
三重県民としては
F1移転反対!
何でもかんでも首都圏でやるから、地方が衰退する。