歴代のF1ドライバーの中で一番速いのは誰?との問いに対し、
アイルトン・セナを推す人もいれば、ミハエル・シューマッハを推す人もいる。
今なら、ルイス・ハミルトン?
いやいや、それはミーハーの意見だ、結局、なんだかんだで一番速いのは・・・
という議論は、正直、、、楽しい!
でも、この議論が行き着く先は、ケンか別れなんですよね・・・
だから、誰が一番速いかではなく、誰が一番好きかで語ろう!
歴代のF1ドライバーのなかで誰が一番速いかは分からない
F1が1チーム2台の出走が義務付けられてから、2人は同じマシンに乗っているわけだが、
厳密には同じマシンなど存在しない。
ドライバー以外、すべて同じ条件で戦えば、ドライバーの腕もはっきりとわかる。
要は、全く同じマシンに乗ればいい。
もう少し言えば、体重の差も基準値以下はウェイトをのせて。
しかし、これには問題点もあって、
20歳と40歳では、さすがに身体能力に違いが生じることだ。
ドライバーにもピークは存在する。
それは、すべてのスポーツ選手にいえることで、60歳で現役のプロ野球選手やサッカー選手は存在しない。
これを埋めることができないうえに、
今のF1ドライバーのなかには幼少期にセナに憧れたドライバーも多くいる。
しかし、セナと同じ時代に走ることができる人は限られている。
これを解決するためには、ある年のマシンを固定して、そのマシンの性能で走り、
単純にファステストラップのタイムで競うことだ。
厳密には気温や路面温度、タイヤなどがでてくるのでなんとも言えないが
しかし、この方法では、速いことの証明にはならない。
本当に速く走れるドライバーは、ライバルを抜く技術や抜かせない技術のほかにタイヤのマネジメントなど多くの要素が秀でている。
となると、やはり、1周のラップタイムで競うよりは、スポーツとして勝負した結果でみたい
つまり、いくら同じマシンに乗っても、その時代で一番速い人は決めることができても、
歴代では比べることができない。
F1が1チーム2台の出走が義務付けられてから、2人は同じマシンに乗っているわけだが、
細かいセッティングをするのはドライバーの意思もある。
アンダーステアが好きなドライバーもいれば、オーバーステアが好きなドライバーもいる。
それぞれが、自分のクセに合わせてセッティングをする。
厳密には同じマシンなど存在しない。
だからこそ、話の最後は、ドライビングスタイルなど、
ドライバーの好きで語ろう。
単純に、カッコイイからでもいいと思う。
歴代で一番速いドライバーは、その時代に生きた印象が大きい
その時代のF1をリアルタイムで見ることができた人の印象で、速さは決まる。
F1全盛期、日本GPでも今の倍以上の人が訪れていた時代、
その火付け役は、アイルトン・セナだろう。
その時代に生きた人に聞いてみてほしい。
セナよりハミルトンのほうが早いよ!という人はいない。
(余談だが、自動車教習所で免許証をとりにいっていたとき、
40歳ぐらいの教員とF1の話で盛り上がったとき、その教員はセナ一択!と言っていたことを思い出す。)
しかし、今の若者はセナの走りをリアルタイムでみていない。
下手をすれば存在をしらない。
だから、誰が一番速いと聞いたら、セナの名前はあがらない。
このように、その時代のドライバーの印象が大きいように思う。
私も中学時代にF1に魅せられた。
なので、キミ・ライコネンやフェルナンド・アロンソが速いと思ってしまう。
ルイス・ハミルトンは速いかもしれないが、言動があまり好きではない。
このように、結局、人は印象で語るしかない。
どこかで、やっぱり、人として、
好き か 嫌い かがでてくる。
それでいいと思う。