F1の表彰式で行われるシャンパンファイト
なんか、でっかいシャンパンでドライバーがヒャッハー!していますが、
あのシャンパンの銘柄を調べてみると、日本でも買えることが判明。
ただ、少し高い・・・
でも、F1ドライバーと同じお酒を飲むと考えると、、、どうだろう。
シャンパンファイトで提供されるお酒の銘柄
F1の表彰式で使用されるシャンパンですが、
フォーミュラワン・マネージメントにスポンサー料を支払うことでドライバーに提供されることになります。
- 1999年まではモエ・エ・シャンドン
- 2000年から2015年までは、G.H.マムのマム・コルドン・ルージュ
- 2016年は、モエ・エ・シャンドンのシャンドン・ブリュット
- 2017年から現在までは、シャンパン・カルボン(CARBON)
なお、カルボン(CARBON)は2021年末まで契約を結んでいます。
「シャンパン・カーボン」はブランド 「シャンパンドゥヴァヴリー」が送り出したものになります。
2020年現在、カルボン(CARBON)1本で約30万円
表彰式で使用されるボトルには、1位・2位・3位のそれぞれのナンバーと、チェッカードフラッグ、開催国の国旗が描かれます。
優勝者用のボトルには金色、2位は銀色、3位は銅色のラベルとなっています。
使用されるのは3リッターのマグナムボトル。
本物のカーボンファイバーが使用されています。
とはいってもカーボンでボトルを作っているのではなく、シャンパンの封入されたボトルにカーボンファイバーで外装を施しているもの。
関係者によれば、この開発には4年を要したといい、製造には21もの工程が必要で、1本のボトルを製造するのに熟練工の手でも1週間もかかるのだそうです。
シャンパーニュの主要生産地のひとつであるヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のシャンピヨン村で、
元々は19世紀から続くワイナリーの5代目アレクサンドレ・ミアさんが2011年に新たなラインとして発売したのが『CARBON』。
気になる値段ですが、1本で3,000ドルです。
日本円にして、約32万円。
表彰台では、1人1本ですから、約100万円のお酒がほとんど飲まれずに地面に・・・・・
1本で約30万円と聞くと、さすがに・・・と思いますが、
冷静に考えれば3リッターですから、750mlなら約10万円・・・それでも高いっ
スポンサー料が規格外
高いのは、シャンパンの値段だけではありません。
スポンサー料(宣伝費)も想像を軽く超えてきます。
マムが支払っていたスポンサー料、
その額は・・・
なんと・・・
年間で・・・6億4,000万円!!!
・・・たっっっっか!!!
となりますが、F1だよ?と言われると、なんだか安い気がしてくるのが不思議です。
しかし、これには続きがあります。
2016年からは、マムからモエ・エ・シャンドンに移っていますが、
これは、スポンサー料が不十分だったとしての変更らしいのです!
つまり、現在はより高額な契約を結んでいると見られ、年間7億円は超えてくるようです・・・
さすが、F1
シャンパンファイトといいながらシャンパンではない?
シャンパン、シャンペン、シャンパーニュ、よもや日本における正確な表記は分かりませんが、
シャンパンとは、シャンパーニュ地方で特定の製法で生産されたものにのみ使用できる名前というか飲み物です。
マメ知識ですね。
つまり、シャンパンと名乗っていいものは限られていて、それ以外はシャンパンではなくただのスパークリングワインだということです。
実は、シャンドンはスパークリングに当たります。
なぜなら、「シャンドン・ブリュット」オーストラリア産だったからです。
そのため、表彰式のシャンパンファイトの際にも「シャンペ〜ン!」ではなく「セレブレイショ〜ン」というアナウンスになっていました。
しかし、現在まで契約をしているカルボン(CARBON)はシャンパンです。
第5戦スペインGPでは「BARCELONA 2017」というオリジナルのラベルになり、第6戦モナコGPで『CARBON』が登場。
以来このシャンパンが表彰式で使われ「シャンペ〜ン!」のアナウンスが復活、ハンガリーGPで晴れてオフィシャルサプライヤーとしての契約発表となりました。
また、イスラム教は飲酒を禁じています。
当然、F1であろうと許されるものではありません。
実際に、バーレーンGPやアブダビGPでは、ノンアルコール(炭酸水)のローズウォーターが使われています。
日本でも買える
「シャンパン・カーボン」は日本でも購入可能。
現在発売されているのは750mℓの標準ボトル
- ブリュット:標準小売価格4万8000円(税別)
- ミレジム:標準小売価格8万8000円(税別)
- ロゼ:標準小売価格9万5000円(税別)
レースのシャンパン・ファイトで使用される専用の6ℓマグナムボトルは日本に3本のみ入荷し150万円(税抜)で販売されたが即日完売
全く手がでないという値段でもない。高いことは高いが・・・
なお、市販品はカーボン地を生かしたシンプルで高級感あるデザインになっている。