F1日本GP鈴鹿の春開催のメリットとデメリット

2024年から鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GPが春開催となります。

これまでの秋開催と比べてどのような変化がもたらされるのか。主に考えれるメリットとデメリットは、

  • 天候、台風シーズンから外れる
  • チャンピオン決定が見れなくなる
  • 他のモータースポーツ開催時期とズレる

秋から春に変わることはメリットでもありデメリットでもあります。

台風のリスクが小さくなり天候が安定する⇔荒れたレースは少なくなる

春も秋も過ごしやすくスポーツ観戦にはもってこいの時期ですが、春開催の最大のメリットは「台風のリスクが小さくなること」です。

例年7月から10月までは台風が発生し全国的に天候が荒れます。和歌山県付近に上陸することが多いので、三重県は鈴鹿サーキットではこの時期は天候が安定しません。台風の場合、数日間、雨が降ったり風が強かったりとコンディションは最悪です。

2019年シーズンでは土曜日の予選を中止し日曜日に決勝と合わせて開催、新型コロナウィルスの影響で3年間の休止を挟んで待ちに待った2022年シーズンは決勝レースが雨で大混乱になりました。

雨が降るとレースが荒れて順位変動が目まぐるしく変わります。普段のレースでは勝てないチームやドライバーが勝つこともあります。雨のレースが見たい人にとっては逆にデメリットかもしれません。

レース観戦中は傘をさすのはNGです。みんなカッパです。私も一度経験がありますが、連帯感というか、何とも言えない良さがあるんですよね。ただ、やっぱり濡れると風邪もひきますし、子どもをつれての家族での観戦だと行動も制限されるので、晴れが良いという意見の方が多い気がします。

F1日本GPでのチャンピオン決定シーンが見られなくなる⇔誰が勝つか分からないスリリングなレースが楽しめる

F1日本GPはシーズン後半に開催されます。近年のF1では、優勝争いの様相を呈するのは前半戦までで、後半戦に入ることにはおおよそチャンピオンが決定している状況になっています。

日本GPでチャンピオンが決定したレースは2000年・2003年シューマッハ、2011年ベッテル、2022年フェルスタッペン、とあまり多くありませんが、2023年もフェルスタッペンの独走で日本GPでチャンピオンを決定的にするレースになっています。

全体のレース数が増え日本GPより後のレースも増えているので鈴鹿でチャンピオンが決まる確率がどんどん低くなっていることは事実ですが、少なくとも4月開催となるとチャンピオンが決まる場面を見ることは不可能になります。

ただ、近年F1では、ほぼ1人のドライバーか1つのチームが独走している状況です。誰が勝つのかがおおよそ分かっている状況でのレースとなることが多いので、面白みに欠けるという面もあります。

どこのチームが有利なのか分からない状況でレースを楽しむという点では春開催の方がメリットが大きいと思います。

F1以外のモータースポーツの開催時期とズレる

2023年のスケジュールでは、F1のほかにも、WEC(世界耐久選手権)、WRC(世界ラリー選手権)の日本開催が秋(9月~11月)に偏っています。

開催しやすい時期に集中してしまうのは仕方がないことですが、モータースポーツを一年中楽しめる点では春に分散した方がメリットが大きいかもしれません。

まとめ

F1日本GPが秋開催から春開催になることによって、メリットとデメリットは一人一人違ってこようかと思います。

個人的には混戦が好きで、シーズン後半の独走状態はあまり好きではありません。一方で、サラリーマンにとって、秋開催は3連休に合わせて開催してくれるので翌日が休みというのが非常に大きくて、鈴鹿サーキットも自宅からは遠いので願ったり叶ったりの日程でした。春は年度当初の一番忙しい時期で有給休暇も取りづらく、人事異動で転勤などあると環境の変化に適応するストレスもかかるので、できればもう少し落ちついた時期の開催が良かったです。

どちらにせよ、春は初開催です。秋開催と運営がどう変わるのか、どういったレースになるか非常に楽しみです。

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